オートレース

【飯塚オート(ナイター)SGオールスター】#青山周平 2度目のオールスター制覇に「最高です」

 飯塚オートのオッズパークpresents「SG第43回オールスター・オートレース」は最終日の29日、最終12Rで優勝戦を行い、青山周平(39)=伊勢崎=がトップSから逃げ切り勝ち。オールスターは8大会ぶり2度目の制覇で、SG通算では16度目のVを挙げた。2着は2番手Sの佐藤摩弥がそのまま粘って、3着は地元の有吉辰也が食い込んだ。大会4連覇を狙った鈴木圭一郎は4着で、自身の連勝記録も18で止まった。6日間の総売上額は18億9777万円(目標額20億円)だった。

8大会ぶり2度目のオールスター制覇に笑顔の青山周平

■ヒーロー

 1枠から一番試走を叩き出した青山が、1角先取りからそのまま10周回を逃げ切る王道V。記者に囲まれ、「晴れ一本と考えていた。雨が降ったら仕方がないと…。最高です」とほおを緩ませた。

 レースは「Sに集中して」1角は先取りしたものの、すぐ後ろには同期でオート界屈指のS巧者、佐藤摩弥がピタリ。「誰かは分かっていたし、決して気が抜けなかった」。最後の最後までしっかりとコースを守って先頭を譲らなかった。

 もちろんエンジンも満点の仕上がり。今節はタイムこそ出ていなかったが、初日から悲観する動きではなかった。下周り整備を施した5日目からは「すごく良くなった」と、さらなる上積みに成功、勝因は「準決前に下周りの整備を手伝ってくれたみんなのおかげです」と感謝を忘れなかった。

 今節は、消音マフラーを使用してのSGレース。乗る機会の少ないマフラー、しかもファン投票が選出基準のオールスターを「最高の形で終えられた。これ以上はない」と満足げだった。(三島隆助)

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena