【飯塚オート・一般】#川口裕司　本人は「まだまだ」でも、レース勘は確実に上昇中

＜記者コラム・三島隆助の思想タイム3・40＞
　川口裕司はケガから戦列復帰して今節で6節目。前節初日には、復帰後初勝利も挙げ、少しずつとはいえ、着実にレース勘を取り戻してきた。

　それでも本人は「まだまだっ」と強い口調で言う。それは「さすがにあれはまいった。あの展開で負けるとは…」と振り返る前節準決勝戦の敗戦が、強く印象に残っているから。その一番は、S後素早く先頭に立ったが、最終回1角で有吉辰也にかわされ、同バックでは古城龍之介にまで抜かれて優出を逃した。

　ただし、少しずつ本来の姿に近づいてきたのは本人も自覚済み。「これからも仕事と練習に励めば、結果は付いてくるはず」。納得のレースができるその日が来るまで、ケガをした右手の握力を上げる〝リハビリボール〟は手放せない。

　▼5Rは、川口は前節の整備でエンジン自体は上向き。期待感も込めて6―847―847。
　▼8R　展開有利に運べそうな佐伯拓実の抜け出し狙い。2―8＝637。