オートレース

青山SG12度目V SG日本選手権 【飯塚】

大会3度目Vを達成した青山周平(中央)
大会3度目Vを達成した青山周平(中央)

 飯塚オートのSG日本選手権は最終日の3日、最終12Rで優勝戦を行い、青山周平(37)=伊勢崎=が序盤で逃げる鈴木圭一郎(27)=浜松=をかわして1着。選手権は3大会ぶり3度目、SG通算では12度目のVを挙げた。鈴木圭が2着。3着には地元の荒尾聡(41)=飯塚=が入った。有吉辰也(46)=飯塚=は他落。5日間の総売上額は17億6333万円余りで目標額(16億5000万円)を上回った。

ヒーロー

 写真に収まる時はさすがに笑顔だった。しかし、それ以降のインタビュー中には一切の笑顔はなかった。「審議になる走りで迷惑をかけた」。優勝した安ど感はにじませたが、決して「手放しでは喜べない」結果に表情はすぐれなかった。

 レースは、好Sから1角を2番手で通過。逃げる1番人気の鈴木圭一郎を追った。そして「反省」の2周3角。鈴木圭の内に強引に切り込んだところで「はらんだ」。先頭には浮上したものの、それ以降も後ろには鈴木圭がピタリ。「コースを外さないように」走って何とか先頭を守った。

 タイヤの滑りはあったとはいえ、エンジンは結果的には今節一番の動き。序盤を振り返って青山は、「もう少し自分自身がうまく走れば良かった」と反省しきり。何とも後味の悪い勝利だったが、最後は「もっと精進して頑張りたい」。今後は、もっと余裕あるレースができるよう誓っていた。

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