【山陽オート・特別GⅠプレミアムカップ】新井日和が準決2着でグレード戦初優出／3着にとどまった高橋貢がスピードを賛辞

　今節参加の女子で唯一、21歳の新井日和が優出を果たした。2号車で臨んだ9Rで2着に入り、グレード戦初優出。「自分が一番びっくりしています。うれしい」と笑顔をはじけさせた。

　オート界のS力ナンバーワンの1号車・鈴木宏和に先行しそうなほどにSが切れた。「そこから慌てて少し浮いちゃったんですけど、2番手で出られたのが大きかった」。そのまま好ペースに乗り、3番手につけた同じ伊勢崎の大先輩・高橋貢も振り切る快走を披露した。

　レース後はその高橋も「優出おめでとう」と祝福に訪れ、「日和の背中に追いつけなかったよ」。スピードに対して惜しみなくそう賛辞を送ると、新井は照れ笑いしながら「ありがとうございます」と礼を述べた。