【山陽オート(オーバーミッドナイト)一般】強い覚悟の長田恭徳を精いっぱい応援
【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
森且行のドキュメンタリー映画が11月に公開される(関連記事)。不屈の闘志で大けがから復活を果たし、再び日本一を目指す男の物語。以前、テレビで放映された内容にも強く心を打たれただけに、公開が待ち遠しい。
ここ山陽にも、オートレーサーとしての覚悟を強く決めた男がいる。右手首のけがから復帰2場所目の長田恭徳が、さらりと語った。「けがをしたこの手首と一生つき合うと決まった以上、これからいろいろと少しずつ改良を重ねていきたい」
けがにより、手首を使ったグリップ操作は以前と同じようにはできないという。オートレーサーにとって、それは相当に大変なことだが、不平を漏らすのではなく、どうすればまた速く走れるかということだけを模索中。既に一部は改良済みで「手首ではなく、指と腕ごと使って操作しています。そうすると、腕の位置が邪魔になることもある。だからハンドル周りを変えることも考える」と進化のアイデアは尽きない。
覚悟と気持ちのこもったコメントに感動した旨を伝えると「普通のことです」。見た目だけでなくハートも男前。応援せずにはいられない。
▼2R 長田恭徳は「今の自分ではさばきづらい」と話すが、まくる福永貴史に乗りながらなら内が使えるかも。6-5=23。
▼8R 三宅真央は「消音の方が断然いい」。3着への粘り込み一考。246-246-1。
