【山陽オート・GⅠスピード王決定戦】佐藤裕二 フレーム交換が奏功「やっと普通にレースできるようになった」
【記者コラム・三島隆助の思想タイム3.40】
佐藤裕二(川口24期・50歳)が、ようやく気配上昇のきっかけをつかんだ。今年に入ってからヘッド、シリンダー、クランクケース、クランクと次から次へと主要パーツを交換しても変化が出なかった車が、今回のフレーム交換で反応しだした。
「何を換えても良くならないから、いよいよ落車明けからやっていない三角フレームを新品にしてリアプレートも換えた。そしたら、やっと普通にレースができるようになった。たぶんプレートが曲がっていたんだろうね」
かなり回り道をした上に、これまでに投入してきた部品代は結構な金額になった。それでも、気配さえ取り戻せば十分に回収できるだけの実力者。あとは「セッティングを試してタイヤも作るだけ」。うまく調整さえ合わせることができれば、持ち前の果敢な攻めが復活するはず。▼9Rは佐藤のアタマから7―8=614。