【オートレース・24年選手表彰式】最優秀選手賞の鈴木圭一郎らを表彰

オートレースの「2024年選手表彰式」が11日、都内のホテルで行われた。年間最多の114勝を挙げ、連続勝利記録を18に更新した鈴木圭一郎(30)=浜松・32期=が、2年ぶり5回目の最優秀選手賞を受賞した。なお、青山周平は所用のため欠席。
昨年末のSGスーパースター王座決定戦を制して24年を締めくくった鈴木。「この優勝がなければMVPもなかったでしょう。忘れることのできない大会になった。昨年は記憶に残る年になりました」と振り返った。ただ、今年は厳しい戦いが続いている。優勝戦で車券圏外になることもしばしばで状態は上がらない。2月に行われた地元浜松のSG全日本選抜も予選でまさかのフライング。その汚名返上は次節のプレミアムC(浜松・3月19~23日)で果たすしかない。「今年はまだ優勝がありませんが、これからうまくできるように努力して頑張ります」。会場のファンにアピールすると、温かい声援と拍手が送られた。
各表彰選手はこちら。

優秀選手賞の金子大輔「しっかり優勝を狙うことがテーマ」
○…昨年の全日本選抜でSG通算3度目の優勝を飾った金子大輔(44)=浜松・29期=は優秀選手賞で表彰された。「勝った時は携帯がパンクするんじゃないか、ってぐらい祝福されました。返信に1週間ぐらいかかった」と回顧。9年ぶりのSG制覇の反響にうれしい悲鳴をあげた。
「時代遅れと思われないように買いました」と壇上には新調したスーツで登場。きりっとした立ち姿に、黄色い声援が飛んだ。今年もすでに浜松GⅡウィナーズC、山陽GⅠスピード王を制して好調をキープ。「しっかり優勝を狙うことがテーマ。副賞が出るのは優勝だけなので賞金を稼ぎたい」と、快進撃は止まりそうにない。