【山陽オート・GⅡミッドナイトチャンピオンカップ】村田光希 普段はやらない調整で前節準決から「急に良くなった」
【記者コラム・三島隆助の思想タイム3.40】
初日4Rの村田光希(24)=山陽・37期=は、ゼロ線単騎で逃げるだけの展開だったとはいえ、そのレースの一番時計(3.406)で真っ先にゴールを駆け抜けた。レース後は先輩選手の祝福に「前節から急にエンジンが良くなりました」と笑顔で繰り返した。
長くエンジンの仕上げには苦労した。それゆえ、大きな部品交換が奏功したのかと思ったが、そうではなかった。「普段はしないカム位置をやったら、準決から急に良くなった」と、セッティングだけでかなりの上積みを果たせた。「バネ点検」程度の微調整で臨んだ初日も、前節同様の良好な動きは維持していた。
ただ、2日目は雨予報もチラリ。「雨はエンジンが良くない時の方が乗りやすい。このエンジンで乗れるかは分からない」。パワーがあり過ぎると、滑りにつながる不安はあるが、そこは「練習してしっかり調整したい」。雨でも、かなりの強敵はいるが、再度の逃げ切りに期待して▼7Rの雨は1-46-467。
▼8R 雨は中尾貴志の速攻も一考。3-576-576。