オートレース

【山陽オート・GⅡミッドナイトチャンピオンカップ】連覇に王手の黒川京介「できれば晴れ希望だけど、どんな走路でも頑張りたい」

【記者コラム・三島隆助の思想タイム3.40】
 強力なライバルを打ち負かすのに1周回は必要なかった。準決最後の9R。黒川京介(26)=川口・33期=は、20線6車並びの一番外と、角度のある位置からの攻めだったにもかかわらず、1角をなんと2番手で通過。3角でゼロ線単騎の田中崇太の内懐に突っ込み、早々と先頭を奪ってみせた。

 オート界屈指の〝S巧者〟だとは誰もが認識している。とはいえ、それを上回る衝撃的な飛び出しに、観覧席でレースを見ていた選手からも「やっぱ、すげぇ~」と感嘆の声が漏れた。レース後は、「スタートは行きたいと思っていたけど、本当に行けるとは…。ビックリです。上がりは3.337? いいタイムがでましたね」と、顔色ひとつ変えずに、さらりと言ってのけた。

 連覇と、GⅡ連続Vがかかる最後の大一番の時間帯は、雨予報。「できれば晴れ希望ですが、どんな走路でも頑張りたい。ここの雨は川口ほどうまく乗れないけど、うまく乗りたいですね。外(コース)が利いた方がいい」。時間帯が遅くなるにつれ、雨の降り方はひどくなる予報だけに、外コースが利く走路になるはず。ならば▼9RはカマシSから一気に先頭に立ち、スピードを上げる。雨は7-64-641。

 ▼8R 惜しくも優出を逃した丹村飛竜が最後は雨で1着締め。1-56-56。

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3.337の圧巻タイムで準決を制した黒川京介
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