オートレース

【伊勢崎オート(ナイター)SGグランプリ】鈴木圭一郎が最年少グランドスラム達成 30歳8カ月15日 王手から9年

最年少グランドスラムの鈴木圭一郎

 ナイターで争った伊勢崎オートのSG「第29回オートレースグランプリ」は最終日の15日、12Rで優勝戦を争い、鈴木圭一郎(30)=浜松・32期・S級=が優勝。史上7人目のグランドスラム(SG全制覇)を達成した。30歳8カ月15日での達成は史上最年少記録。従来の記録は片平巧氏(船橋・故人)の33歳6カ月3日で、2歳9カ月更新した。SG制覇は通算16回目。優勝は今年4回目で通算87回目。

◆伊勢崎12R優勝戦 5100m
事故 選手名/車名 H 試走T 競走T ST
1   5 鈴木 圭一郎/カルマ3K 0 3.58 3.690 0.19  
2   1 黒川 京介/イットウセイ 0 3.67 3.700 0.09  
3   6 金子 大輔/サンクチュアリ 0 3.60 3.710 0.12  
4   3 中村 雅人/Kモンソン 0 3.64 3.720 0.17  
5   2 青山 周平/ハルク・73 0 3.65 3.724 0.13  
6   8 佐藤 摩弥/Pタン3 0 3.64 3.753 0.14  
7   7 篠原  睦/チャージ 0 3.60 3.769 0.20  
8   4 鈴木 宏和/ナアーモ 0 3.65 3.796 0.16  
天候:雨 走路温度:29.0℃ 走路状況:湿走路
3連単 2,150円(6番人気)          

■ヒーロー
 2017年に全SG制覇にリーチ後、足かけ9年(大会優出7回目)で圭一郎がついに大記録をつかんだ。

 湿走路の優勝戦。試走3.58の一番時計で、黒川京介と人気を分けた。レースは1枠の黒川がコンマ09のトップSで逃げ、金子大輔に競り勝った鈴木圭が2番手をキープ。鈴木圭が黒川のすぐ外につける一騎打ちが7周まで続き、7周4角で鈴木圭が内をすくって抜け出した。

 「グランドスラム? 実感が湧かないです。でも、ここまで取れないと、緊張もなく、ぐっすり眠れました。雨は最近いいので自信がありました。(黒川に)うまく乗られましたが、(7周目に)行きました。花火は今まで見られなかった分までしっかり見ました」と鈴木圭。レース後の涙は「雨がヘルメットに入ったので」と言い訳した。

 今後は27~31日の伊勢崎一般戦を経て、9月3~7日の伊勢崎GⅠ・ムーンライトチャンピオンカップに出場予定。再び青山周平、黒川、鈴木宏和、佐藤摩弥らを相手に2回目の大会Vを目指す。

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仲間に祝福され涙する鈴木圭一郎
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