【川口オート・SG全日本選抜】金子大輔が9年ぶり3度目のSG制覇
川口オートのSG第37回全日本選抜は25日、12Rで優勝戦が行われ、金子大輔(43)=浜松・29期=が2枠から逃げ切り、9年ぶり2回目の大会制覇を飾った。SG制覇は3回目。優勝は今年2回目で、通算49回目。2着に大会連覇を狙った鈴木圭一郎、3着には有吉辰也が入った。SG4連覇を目指した青山周平は5着、女子の佐藤摩弥は8着だった。
■ヒーロー
長い間、名脇役に甘んじてきた金子が雨走路で9年ぶりに頂点に立った。昨年の浜松大会は鈴木圭の準Vだったが、1年後にリベンジを果たした。今節は①①①②①①着と準パーフェクトV。今年は25走で〈⑮⑥②②〉と超堅実だ。
レースは3枠の青山が02のトップSを決めたが、すぐ内の金子も04Sと半車身差で我慢。1周2角で青山を突き放して逃げ切った。2、3番手を追走した青山と有吉に、4周2角で鈴木圭が切り込み、切り返した有吉が2番手に浮上。鈴木が8周3角で有吉を差したが、先頭の金子には9㍍も離されてのゴールだった。
開口一番「たまにはいいでしょう」と笑顔で語った金子。「いつも青山君と(鈴木)圭一郎君に(SGを)取られているので、同じ選手として2人が乗っている時に勝ててうれしいです。Sは青山君、さすがに速いなと思ったけど、1周1~2コーナーで抑えられて良かった。きょうのエンジンなら20周でも走れた。もう相性がいい川口に移籍します」とジョークも飛び出した。
今回の優勝で脇役のイメージを払拭した金子。次節に出場予定の川口GⅠ・開設記念グランプリレース(3月6~10日)で、再び鈴木圭や青山らを相手にV争いを繰り広げる。
オート獲得賞金ランキング | ||||
順 | 選手名 | LG | 期 | 賞金額 |
1 | 金子 大輔 | 浜 松 | 29 | 20,371,750 |
2 | 鈴木圭一郎 | 浜 松 | 32 | 16,158,980 |
3 | 青山 周平 | 伊勢崎 | 31 | 12,088,425 |
4 | 有吉 辰也 | 飯 塚 | 25 | 10,378,560 |
5 | 黒川 京介 | 川 口 | 33 | 9,537,725 |
6 | 佐藤 摩弥 | 川 口 | 31 | 7,512,705 |
7 | 中村 雅人 | 川 口 | 28 | 6,584,659 |
8 | 荒尾 聡 | 飯 塚 | 27 | 6,287,365 |
9 | 佐藤 貴也 | 浜 松 | 29 | 6,156,510 |
10 | 松尾 啓史 | 山 陽 | 26 | 5,936,115 |
11 | 木村 武之 | 浜 松 | 26 | 5,637,310 |
12 | 永井 大介 | 川 口 | 25 | 5,513,034 |
13 | 若井 友和 | 川 口 | 25 | 5,489,979 |
14 | 松本 康 | 伊勢崎 | 32 | 5,451,350 |
15 | 丹村 飛竜 | 山 陽 | 29 | 5,296,730 |
16 | 加賀谷建明 | 川 口 | 27 | 5,072,791 |
17 | 伊藤 信夫 | 浜 松 | 24 | 5,002,255 |
18 | 高橋 貢 | 伊勢崎 | 22 | 4,972,995 |
19 | 上和田拓海 | 川 口 | 34 | 4,939,310 |
20 | 三浦 康平 | 伊勢崎 | 28 | 4,817,170 |
25日午後5時30分現在 |