【飯塚オート(ナイター)SGオールスター】森且行インタビュー/得票1位に感激「この大会だけは特別」/4月24日開幕
飯塚オート(福岡県飯塚市)で24日に開幕する、オッズパークpresents「SG第43回オールスター・オートレース」(29日まで)に、森且行(川口)がファン投票1位で出場する。2021年1月、大けがを負ったバンクで巡ってきた晴れの舞台。奇跡の復活を遂げた森に意気込みを聞いた。
◆森且行(もり・かつゆき)1974年2月19日生まれ。東京都出身。川口オート所属。1997年7月デビューの25期。2020年、川口の日本選手権でSG初V。GⅠは09年開設記念グランプリ(川口)、13年キューポラ杯(川口)の2V。通算優勝回数はSGの1回、GⅠの2回、GⅡの3回も含めて計32V。177センチ、56キロ、B型。
■「この体で上出来の1年」
——大けがから復帰して1年がたちました。
「うーん、順調にきたと言っていいのかな。けがもなかったし。上出来でしょう、この体で」
——近況の調子は。
「今年に入って全然ダメだったけど、3節くらい前にクランクケースを換えてから良くなってきたよ。普通に走れるようにはなっているね」
——スタートは切れているようです。
「そう、切れているんだよ。ただ(いい着に)残れない。人を抜きづらいね。やっぱりエンジン(が原因)なのかな」
——エンジンの整備は。
「手は動かし続けているよ。エンジンが良くなれば自信になるし、それが着にもつながると思う。まずはエンジンだね」
——それでも山陽GⅠ最終日の動きは良かった?
「最終日が一番乗れたね。腰周りは完璧になった。これでエンジン(整備)に集中できるよ。先が全くないから、あとはそこだね。手前はいいんだけどね」

■多くの投票に感謝「毎年ありがとう」
——オールスターはファン投票1位での出場。
「ものすごくうれしいね。毎年ありがとうございます、ですよ。この大会だけはやっぱり特別。ほかのSGとは違うよ」
——最後に意気込みを。
「復帰してからまだSGでは勝てていない(1着がない)んだよ。SGで1本取りたいよね。最低、準決勝戦には乗りたい。恥をかかないように一生懸命、頑張りたいですね」