オーシャンカップ

7月18日(火)~7月23日(日)
ボートレース児島 SG「第28回オーシャンカップ」
レース総展望

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 石野貴之(大阪)の調整力が群を抜く。5月に芦屋(福岡県)のオールスターでV、6月には徳山(山口県)のグランドチャンピオンで準V。どちらも抜群の舟足に仕上げて話題の中心だった。エンジン本体の整備力も高いので、引いたエンジンにかかわらず高いレベルに仕上げる。児島では特別戦のVこそないが、4年前のダービーで準Vのほか、6年前のクラシックでも優出5着とSGでも実績を残す。しかもこの大会は過去3V。松井繁(大阪)に肩を並べるオーシャン4Vへと突き進む。

石野貴之(大阪)

 地元岡山支部で受けて立つのは茅原悠紀だ。オーシャンカップは鳴門(徳島県)で開催された3年前に準優勝。SG初制覇だった平和島(東京)のグランプリはもう9年前になる。2度目のSG優勝は地元でつかんでみせる。地元勢はさらに藤原啓史朗も注目の一人。7月2日にびわこ(滋賀県)のGII戦で特別戦初V。最高の勢いを持ってこの大会でSG戦にデビューする。

茅原悠紀(岡山)、藤原啓史朗(岡山)

 勢いと言えば島村隆幸(徳島)も相当なもの。4月に宮島(広島県)でGI初Vを飾ると、5月にはこの児島の周年記念で早くも2度目のGI制覇。児島ではさらに6月の一般戦でも優勝を飾ったばかり。同じ水面で争われるSGとあれば当然、大きな期待がかかる。

島村隆幸(徳島)

 昨年のMVP馬場貴也(滋賀)は、今年のSG3戦は全て予選突破だがそこ止まり。特別戦(GII以上)の優出も2月の住之江(大阪府)のGI近畿地区選(優勝)の1回のみと、昨年を思えば不本意な今年の前半戦。そろそろギアを上げたいところだ。

 選考ポイントトップでドリーム1号艇の桐生順平(埼玉)は、今年のGI戦線でも既に2Vの戦歴はさすが。ただSGでは今年の3大会とも予選突破止まりというのは馬場と同様。SGでの結果を求めて、17年にクラシックを制した実績のある児島で再び活躍を演じる。

馬場貴也(滋賀)、桐生順平(埼玉)

 児島のSGでは今垣光太郎(福井)、松井、瓜生正義(福岡)、田村隆信(徳島)も優勝歴を持ち、中でも松井は2V。GI・GIIなら前記の島村以外に、田中信一郎(大阪)、原田幸哉(長崎)、寺田祥(山口)、菊地孝平(静岡)、井口佳典(三重)、松田祐季(福井)、茅原、佐藤翼(埼玉)が優勝歴。特に田中はGIで3回、GIIで1回という破格の実績で、17年5月以来遠ざかる久々のSG優出に挑む。

松井繁(大阪)、田中信一郎(大阪)
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