7月19日(水)~23日(日)
ボートレース大村「西日本スポーツ杯」永田啓二・山ノ内雅人インタビュー
大村ボートの西日本スポーツ杯が19日に開幕する。ナイターで争う23日までの5日間開催。現在はウェブサイトに移行した西スポの旧発行エリアでもある九州勢にとって、他地区勢以上に意欲を持って臨む一戦。その中でも、この西スポ杯がリベンジの場でもある2人の福岡支部勢がいる。A1の永田啓二とA2の山ノ内雅人だ。永田は1年前の大村の雪辱へ、今年4度目の西スポ杯出走の山ノ内は今度こそのVへと、それぞれ意気込みを語ってくれた。
永田啓二(ながた・けいじ)
1984年9月26日生まれの38歳。鹿児島県川内市出身。川内高卒業。登録番号4288。2004年5月デビューの94期。10年10月に下関(山口県)で初Vを挙げ、通算124優出22V。2022年後期適用の7.23が自己最高勝率で、今期の23年後期はそれに次ぐ7.05。171センチ、55キロ、B型。兄・隼一は競輪選手。
-昨年の7月も大村を走りました。
「ダービー(全レーサー1600人中、1年間の勝率上位52人だけが出場できるSG戦。毎年10月に開催され、開催年の7月末が選考締め切り)への出場を懸けた最後の一戦でしたが、その勝負駆けに失敗しました。あの時は普段通りを心がけて臨んだつもりだったけど、後からレースを見たら肩に力が入りすぎていて、Sもターンも全くできていなかった。でも、それが自分の実力だったんだと思います」
―SG初出場への挑戦が続きます。
「ダービーはいつか必ず絶対に出てやると思っているし、優勝を重ねてクラシック(毎年3月に開催。年間6V以上が出場の目安)にも出たい。一般戦からSGを狙うには、その二つしかないですからね」
-ここ数年、それだけの高いレベルで勝率は安定。その秘けつは?
「ターンのレベルアップは常に意識しています。ボートレース界のターンの技術は日進月歩で進化し続けています。その流れについていけなければ弱くなるだけ。その危機感は常に持っています」
―そのための取り組みは?
「とにかく練習です。支部の若手を指導する担当を務めていることもありますが、福岡3場(若松、芦屋、福岡)の訓練日には必ず参加します。『練習は裏切らない』。勝率が上がっている理由があるとすれば、これしかないです。それに一番下の弟子(米丸乃絵)はSGの出場を目標にしている。だとしたら、彼女に教える立場の自分がSGに出なければ話にならないので、今まで以上に練習している感じですね。今の成績の理由は、それが一番大きいかもしれません」
―大村水面に抱くイメージは?
「インが強い。そういう水面だからこそ、他のコースで勝たないと予選を上位で通過できない。その意識は強く持っていますね。優勝したことがあるので、悪いイメージはありません。得意と言えるほどではないですけど」
―意気込みを。
「西スポには自分も弟子も記事でよく取り上げてもらっていますが、自分はまだ西スポ杯で優勝したことがない。必ず勝ちたいので、それが今回になるように頑張ります」
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