ボートレースからつ
GI開設70周年記念「全日本王者決定戦」山田康二・常住蓮インタビュー/レース総展望
常住蓮インタビュー

常住蓮(つねずみ・れん)
2001年1月2日生まれの22歳。佐賀県唐津市出身。唐津工高卒。20年5月、からつでデビューの126期。登録番号5142。養成所では7.93と断トツの勝率を残し、修了記念競走も優勝。124期の末永和也、125期の定松勇樹に続き佐賀支部3期連続の養成所チャンプになった。21年1月に児島(岡山県)で初1着。22年2月の福岡ではB1級ながら九州地区選に途中追加でGI初登場。初勝利も挙げた。同6月に大村で初優出(4着)。通算7優出だが優勝はまだない。160センチ、51キロ、A型。
―地元の周年記念で事実上の“GIデビュー”です。
「GIは昨年、福岡の九州地区選で経験したので、緊張はせずに走れそうです」
―その地区選はB1級ながら追加あっせんで出場。水神祭も挙げました。
「それでも今回は、A1級に初めて昇格して正規のあっせんで出場。しかも地元なので、違った思いはあります。自分の力が通用するのか、という思いもありますね」
―そのために取り組んでいることはありますか?
「自分はいつも大敗をしないことを心がけてレースをしています。今年も6着だけなら数えられるくらいしかない。ただ、上のステージで戦うにはやっぱり、それだけでは駄目。そう考えて、積極的に勝ちに行くレースもしないといけないと思うようになりました」
―今大会では唯一の登録5000番台で最若手。佐賀支部の若手といえば、安河内健、末永和也、定松勇樹の各選手が今年の「トップルーキー」(次代を担う期待の星として業界全体で売り出す対象の新鋭選手)に選出されるなど成長が著しいです。
「やっぱり活躍しているのを見ると刺激になりますね。切磋琢磨(せっさたくま)して成長していきたい。それに自分も、からつの「フレッシュルーキー」(各レース場が売り出す期待の新鋭)に選んでもらっていますから、地元のこの大会で活躍できればと思います」
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