GⅡ「第8回レディースオールスター」

ボートレースびわこGⅡ「第8回レディースオールスター」レース総展望

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 史上初の女子のSGウイナーでもある地元の遠藤エミがV争いの中心。本人こそ不満の近況だが、女子戦とあれば旋回力で一枚も二枚も上回るのは明らか。地の利もプラスされるので、予選のノルマは準優1号艇確保だろう。

遠藤エミ(滋賀)

 遠藤にとって手ごわい存在が福岡支部勢と岡山支部勢。

 福岡勢はA1クインテット(日高逸子、魚谷香織、川野芽唯、小野生奈、渡邉優美)と勝率7点台の竹井奈美という実力者が顔をそろえる。中でも小野は第5回大会の覇者でもあり、びわこでは2016年11月、18年8月と2度のV歴も持つ。産休から復帰後の初Vがこの一戦だとしても驚きはない。

日高逸子(福岡)、魚谷香織(福岡)
川野芽唯(福岡)、小野生奈(福岡)
渡邉優美(福岡)、竹井奈美(福岡)

 岡山勢は、昨年末のプレミアムGⅠクイーンズクライマックスに出場したA1トリオ(寺田千恵、田口節子、守屋美穂)がとにかく強力。寺田にとってびわこは3度のV歴を誇る実績水面。女子初の24場制覇の肩書を持つ田口ももちろん優勝歴があり、守屋も20年7月に優勝。さらに、現級こそA2だが前A1級の堀之内紀代子も22年10月にVの実績。びわこは昨年からチルトが3度まで解禁になっており、伸び仕様が持ち味の堀之内にとって活躍の場が広がった水面でもある。

寺田千恵(岡山)、田口節子(岡山)
守屋美穂(岡山)、堀之内紀代子(岡山)

 昨年の覇者で連覇を目指すのが長嶋万記(静岡)。直前のGⅠ東海地区選(愛知県・蒲郡)の初日に勇み足を犯したのは痛恨だが、ターンで勝負の意識を高めている近歴を思えば、スリット勝負がしづらい状況も関係ないとみる。昨年11月にはGⅡレディースチャレンジカップ(福井県・三国)も制覇。女子GⅡを3連続Vという快記録も懸かる。びわこでは昨年5月にVを挙げている。

 静岡勢はそのほか、三浦永理もびわこでV歴。大会初出場の柴田百恵は「ミス38位」(第1回大会で38位選出の木村紗友希以来、オープニングセレモニーでボディコンでの登場がお約束)。初日1R前から注目だ。

長嶋万記(静岡)、柴田百恵(静岡)

 遠藤とともに地元勢として他支部勢を迎え撃つのが香川素子。びわこは昨年末にVを挙げたばかりで、続く正月戦も優出(6着)。慣れ親しんだ地元戦で今回も好走は必至。

香川素子(滋賀)

 昨年末に多摩川クイーンズクライマックスを制して女王の座に就いた浜田亜理沙(埼玉)は今年も大活躍を目指して、大いに強さを見せたい一戦。同支部の大豆生田蒼は昨秋にびわこでV。好印象を持って今大会に臨む。

浜田亜理沙(埼玉)、松本晶恵(群馬)

 このほか、復調モードの松本晶恵(群馬)や、松本と同じくGⅠ覇者の肩書を持つ平山智加(香川)海野ゆかり(広島)岩崎芳美(徳島)も相変わらず技量は高く、V候補の一角。3年連続でドリームに選ばれた高田ひかる(三重)は、昨年6月のびわこGⅡ秩父宮妃記念杯で終盤に5連勝。パンチ力満点の走りは今回も楽しみ。初のドリーム選出の實森美祐(広島)も今期(昨年11月~)の1着率が約4割と、磨きがかかる一方の決定力に大いに注目だ。

岩崎芳美(徳島・写真左)、平山智加(香川・写真右)
高田ひかる(三重)、實森美祐(広島)

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