ボートレース

【大村ボート(ミッドナイト)一般】ベテランの思考回路は時代を超えて不変!?

 もう20年ぐらいだろうか。伸びをつけるのが得意なベテランに質問したことがある。「ダッシュ戦主体の若手でもないのに、なぜ伸び主体に仕上げるのか」と。答えはこうだった。「年を取ると判断力が鈍るのでターンで勝負するのは危ない。伸びで決着をつけた方が話は早い」。なるほど、と納得したものだった。

 そんな話を思い出したのは、久富政弘の取材でこんな会話をしたから。「初動で行き過ぎる」と話す久富に、「乗り方で対処ですかね」と聞いてみたら、「判断力も鈍ってきて、それも難しくなってきた」と返ってきた。

 さらに久富は「伸びがいいので、初動を求めるよりもこれを重視」と伸びを生かす構えであることを強調。時代を超えても、この競技の本質は変わらないということを示す話なのかもしれない。

 ▼3R 久富が伸びの良さに任せて1Mを先取る。1-234-234。

 ▼11R 同じく伸び系統がいい仲口が、2コースからまくるようなら波乱。大外まで出番が回るとみて2-6=345。

伸びの良さを大事に戦っていく久富政弘

 

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