【宮島ボート・GⅡレディースオールスター】初出場の寺田空詩が前検一番時計／米丸乃絵は師匠からゲキ

　冷静に臨む。今節が大会初出場となる米丸乃絵。「空回りしそうなので、気合は入れすぎずに頑張ります」。自身にとっては初の特別戦でも慌てず騒がず、自然体で6日間に臨む心づもりだ。近況は初のA級昇格を決めるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。「師匠の永田（啓二）さんにいろいろ教えてもらって成長できています」と着実にステップアップを果たしている。

　「ここに来る前にも師匠から優勝してこいと言われました。自分もここで名前を売りたいですね」。人気者が集い、注目度も高い今大会はそれを実現するにはうってつけの舞台。地元福岡のフレッシュルーキーにも選ばれた逸材が、インパクトある走りを披露して大ブレークの足掛かりにする。

　初出場組では寺田空詩は好素性機の75号機をゲット。「Sの行き足がいいし、直線もいい感じがした」と好感触を口にすれば、その言葉通りに前検一番時計もマークした。今節参加の中では2番目に若い129期。軽快な相棒を味方に最高の腕試しの舞台にする。

　今節最多タイの7人が選出された福岡支部。大会最年長の日高逸子は好調機を手にし、前検も手応えあり。ディフェンディングチャンピオンの渡邉優美も「ファンの皆さんに恩返しができるように連覇を目指して頑張ります」と気合十分。機力も「特に問題なさそう」とまずまずの手応え。視界もクリアにタイトル防衛への第一歩を踏み出す。