ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】データが指し示す好配の使者


<記者コラム・森大輔の勝ち組の法則>

 

※田頭実と服部幸男は記録が残る97年5月以降のデータのみ

 選手にとって1着しか意味がない優勝戦は普段のレースとは別物で、2着取りの準優ともまた違います。メンタルの強さが結果を大きく左右するものです。そこで、まずは優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。

 前節のどんたくも通算V率でトップだった篠崎仁志が1号艇中辻崇人を撃破してV。データはあくまでもデータですが、意外にばかになりません。絶好枠の奈須啓太は10.7%と低く、勝負強いとは言えません。やはり30%オーバーの田頭実と服部幸男が目立つ数字で、特に服部は32.4%と強烈な勝負強さを誇ります。

 今度はイン以外でのVの割合を示したイン以外のV率を見てみましょう。これは優勝戦で波乱を起こした確率を数値化したものと考えてもらって構いません。トップは奈須ですが、インなので今回は対象外。となると2号艇以下で最も高いのは35.5%の服部。5コースのV歴も多く、通算V率と合わせても好配の使者としての資格は十分です。
 

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