ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】君島秀三 本来の姿を取り戻す

機力には手応え十分の君島秀三

 大きく巻き返した。3日目8Rで6号艇の君島秀三(43)=滋賀=は、5コース発進から的確に差し抜けて2着を奪取。1号艇山口真喜子がピット離れで遅れたことで、「大外にならなかったのが大きかった」とツキを強調するが、不利枠で高ポイントを獲得したことでがぜんやる気になっている。

 福岡と同じくうねる水面のびわこ育ち。「さすがに今日(3日目)ほどの水面は無理ですよ」と苦笑いだが、〝超〟が付く波浪水面を乗りこなしたのは波乗り巧者のなせる業。「荒れ水面に慣れているのは大きいかもしれませんね」。今節の潮回りの悪さは他の選手にはマイナスでも、君島には大きなプラス材料だ。

 機力にも光明を見いだしている。前操者中辻崇人のプロペラを踏襲して序盤から伸びは上々だったが、「ペラを片面だけ大幅に叩き変えたら、乗りやすくなって道中もスムーズになった」と実戦足にも手応え。勢いを日々増して、Vを狙う準備は着々と進んでいる。

 前期(昨年11月~今年4月)に残した勝率は6.26。A1残留こそ果たしたが、ボーダーギリギリの成績に納得していない。「期初めにFを切ってしまって、正直言って調子が悪かったですね。早くリズムを立て直したい」。Fマークが消えてSへのストレスは解消している。持ち味のS速攻を復活させて本来の姿を取り戻す。(森 大輔)

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