ボートレース

【クローズアップ】岡崎恭裕 普段着で勝機見いだす【大村】

準優10Rを逃げ切った岡崎恭裕
準優10Rを逃げ切った岡崎恭裕

 涼しい顔でインからトップS。岡崎恭裕(36)=福岡=が準優10R、スリットで優位に立ち、レースの主導権を握った。2コース上條暢嵩がツケマイ策という意表の攻撃に出たが「(上條の攻めは)想定内だったわけではないけど、Sで先行していたので気にせず回れた」。ここでも慌てるそぶりはなく、すんなりと逃げ切り勝ちを収めた。
 機力は正直、「大した足ではない」というのにこの成績は、さすがのハンドルというよりない。足自体は平凡でも、その持ち味を支える裏付けだけはある。「レバーを握った時の反応は良くて、操作性はいいですね。5コースからまくり差した時もそうでした」。イン最強の大村。節間を通しても数少ないアウトからの白星の一つがそれ。どっちみち、優勝戦は自力での1M制圧は難しい2号艇。その特色だけでも十分に買いの材料だ。
 大村ではGⅡモーターボート誕生祭で優勝の実績があるが、GⅠでは優出こそあれど結果は4着以下しかない。「しっかりと自分のターンをして、それでどうかだけ。舟券に絡めるように」。高望みせず、いつも通りの好ハンドルに徹して、発祥の地の70周年という節目に名前を刻む。

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena