ボートレース

【多摩川ボート・SGオールスター】西山貴浩「四番なら狙うはホームラン」/新開航は前節6コースVの勢い

 「西山貴浩劇場」の幕が今年も開いた。4年連続のドリーム選出。前検日の共同記者会見では、持ち前のトーク力がさく裂した。

 得票順位は昨年の2位から4位に後退。ただそれをプラスに転換してしまうのが西山の頭の回転の良さだ。「4番目ということは四番バッター。(二番打者に期待される)送りバントではなくホームランを打てってことでしょ?」

昨年の2位より後退した得票4位をかえって意気に感じている西山貴浩

 そのための準備も万端。4カドから一発を狙える仕上がりになる仕様を携えて多摩川に参戦。前検から早速試した。ところが「全然伸びなかった。期待外れ」。なかなかトーンは上がらないが、「もう一つセッティングがあるんでね」。奥の手まで用意の周到さだ。

 そしてみんなのお楽しみ、初日朝のオープニングセレモニーのパフォーマンスの準備も万端。「関係者の力をお借りして仕込んできました」。レース前から始まる西山の“一発勝負”。とくとご覧あれ。

 元志、仁志の篠崎兄弟と、新開航、定松勇樹は前走地Vの勢いを持って多摩川入りした。特に新開と定松はイン以外でのVだった。

 6コースからVの新開は「ものすごく展開が良かったですから」と謙遜したが、誰もが逃さずそこを突けるわけではなく、好展開をものにしたのも実力。前検の感触は「普通ですね」と全く目立たないが、機2連対率は44%の実績。3月の戸田クラシックは超抜級の舟足を誇ったが、強風にあおられて転覆して負傷し、予選を走りきれずに帰郷。日本一の静水面でその雪辱を期す。

前節は6コースからVを挙げた新開航

 

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