【多摩川ボート・SGオールスター】峰竜太がVモード突入/定松勇樹も圧巻白星/繰り上がり山田康二も奮闘
峰竜太が優勝モードに早くも突入だ。シリンダーを換えて臨んだドリーム戦は、インから誰も寄せ付けない完勝劇。「前検の足なら優勝は無理だった。でも整備をして、今なら優勝できる舟足は100%ある。あとは自分との闘い」。最大の懸念材料が消えて、あとは水面で持ち前のパフォーマンスを発揮するだけだ。

佐賀支部は後輩や弟子たちも奮闘した。定松勇樹は2コースからジカまくりで制圧という力強いレースを演じ、「申し分ない足」と手応えを口にした。
元々、定松の相棒は好素性。その能力を引き出した形だが、「まだ出せると思うし、調整がズレてしまえば良さも消えてしまう。とにかくマッチさせることに集中です」。慢心なく、2日目以降を見据えた。

山田康二は1走2着、宮地元輝は2、3着。特に、補欠1位から出場がかなった山田は、上々の滑り出しに笑顔を見せた。
「F休み明けの初戦がSG。それが3枠で2着なら良しとしたい」。つわものが相手でも、ブランクは関係なく枠番以内の成績を確保した。
山田は、3月のクラシックで毒島誠が優勝したことによる繰り上がり出場。「どういう結果なら繰り上がるのかなって、しっかり調べて見守った。そこまでして観戦したのは初めてです」。ここで出場ができないと、次のグランドチャンピオンまで今年のSG出場は待たねばならなかった。昨年はあと少しで届かなかったグランプリの出場権。今年こそ実現へ、ここから着実に賞金を上積みする。
