ボートレース

【三国ボート・GⅠ周年記念】中島孝平が地元周年を初制覇

インから人気に応えて地元周年初制覇を飾った中島孝平
インから人気に応えて地元周年初制覇を飾った中島孝平

 三国ボート(福井県)の開設69周年記念GⅠ「北陸艇王決戦」は30日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の中島孝平(43)=福井=がインからコンマ07のSで逃げを決め、2021年3月の浜名湖67周年以来となるGⅠ通算8回目の優勝。地元周年は初Vで、賞金1000万円を獲得して同ランキングは5位に浮上した。2位は差した今垣光太郎、粘り強く追いかけた吉川元浩が3着に入った。

■ヒーロー
 中島の地元周年初V阻止に立ちはだかったのは吉川や峰でもなく、やはり地元の今垣だった。中島にとって、これまで三国の優勝戦で何度も悔しい思いをさせられている相手だけに「今垣さんは出ていると思っていた」と徹底マーク。インから今垣に負けないコンマ07の踏み込みを決めると、差して並びかけようとしてくる今垣を立ち上がりの速さで抑え込んだ。「差されたら仕方ないと覚悟していたが、1M回った時に逃げられたと思った」と地元最強のライバルを退けて胸をなで下ろした。
 GⅠ制覇は21年の浜名湖周年以来2年ぶり。昨年の優勝も三国お盆レースの1回のみ。それだけに「最近は一般戦でも優勝できることが少ないので、地元周年というよりも優勝できたことがうれしい」と喜んだ。今年は三国でSGチャレンジカップが開催。「とりあえず一走一走、一生懸命にやって結果的に出られればいい」と、あくまでもマイペースで地元SG出場を目指す構えだ。(瀬川剛司)

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