ボートレース

【住之江ボート(ナイター)男女ダブル優勝戦】岡村慶太、三浦永理の1枠両者がインから押し切ってV

 住之江ボートの男女ダブル優勝戦「日本財団会長旗争奪 第38回住之江王冠競走」は21日、11Rで男子、12Rで女子の優勝戦が行われた。11Rは1号艇の岡村慶太がイン速攻で白星。今年初、通算31回目、住之江では3回目のVを挙げた。2着は4号艇の森貴洋、3着は5号艇の小池哲也と地元の2人が続いた。3連単は2680円の12番人気。12Rも三浦永理がきっちり押し切り、今年2回目、通算41回目、当地では2回目のVを飾った。2着は2号艇の岸恵子、3着は5号艇の宮崎つぐみが入り、3連単は2490円の8番人気だった。

優勝を飾った三浦永理と岡村慶太

■ヒーロー

 岡村が最初から最後まで主役を張り続けた。初日ドリーム1号艇の大役を果たし、その後も一度もトップの座を譲らず、2017年以来2度目の住之江王冠を勝ち取った。

 11Rの優勝戦。展示は4号艇の森がダッシュに引いて5対1だったが、本番では枠なりオールスロー。「オールスローなら大丈夫かなと思った」。コンマ13のSから1Mは他艇に隙を与えず先に回り、BSで早々と独走態勢を築いた。

 「優勝戦が今節で一番いい状態だったし、行き足から全部の足が良かった」。初日から軽快だった機力は勝負どころで一段とパワーアップ。昨年8月以来となるVに、「10月の芦屋でけがをして、復帰してから優勝できていなかったので良かった」とホッとした表情を浮かべた。今後に向けては「(安定して)優勝戦に乗れるようにしていきたい」。コンスタントな活躍を誓った。

 ■ヒロイン

 三浦が今シリーズの女王に輝いた。こちらも岡村同様、1号艇シードのドリーム戦を制して予選を首位通過。男子が王冠なのに対し、女子にはティアラが贈られた。レース後の表彰式では輝くティアラを頂き、まぶしい笑顔を見せた。

 優勝戦は本番2枠と3枠が入れ替わり、3対3の進入。インに構えた三浦は「全速で行きました。余裕で入っていると思った」とコンマ06の踏み込み。パワフルな56号機を駆る岸や、01のSから初Vを狙った宮崎らが迫ってきたが、危なげなく1Mをクリア。Vゴールを駆け抜けた。「足負けはなかったかな。調整を合わせるのが難しかったけど、エンジンはめちゃくちゃいいと思う」。32号機の後押しも味方につけた。

 3月のオール女子戦を制したことで、8月に福岡で行われるプレミアムGⅠレディースチャンピオンの出場権は獲得済み。今シリーズのVでさらに勢いも加速している。真夏の福岡でも激走が期待できそうだ。(小野亮太郎)

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