ボートレース

【多摩川ボート・SGオールスター】昨年不出場の羽野直也が反撃/上野真之介と末永和也は師弟“連動”

 2年分の思いも乗せた反撃が始まった。初日は6、5枠で4、5着にとどまった羽野直也が、2日目の1走は枠なり2コースからまくって1着。「Sが行けました」。イン椎名豊を置き去りにするコンマ12の的確な踏み込みで、あっさりと先制に成功した。

 大会出場は2年ぶり。昨年の芦屋大会はF休みだった。「全てを懸けてというぐらいにそこへの出場を一番の目標にしていたんですが・・・」。地元の晴れ舞台の出場を棒に振る痛恨の失態。その後、オーシャンカップでSG初制覇と歓喜は味わったが、その悔しい思いは今でも消えない。「今回、2年分のパワーを出せたらと思う」。予選後半もさらに活躍を見せる。

2日目に今節初白星で巻き返した羽野直也

 見事な“連動”は佐賀の師弟コンビの上野真之介と末永和也だ。上野が7Rでイン逃げに成功すると、続く8Rで末永が3コースから差し切り勝ちを収めた。

 上野は成績通りに気配も一変。「初日が6着だったから、開き直って大幅にペラ調整。伸び返したし、出足も伸びもいい」と急激にパワーアップ。「弟子の和也みたいなターンは僕にはできないけど、投票してくれる人がいる。結果で恩返ししたい」。ファンの応援を背にまだまだ奮闘する。

気配一変で初日の6着の分を挽回した上野真之介

 末永はその1着を含め、3戦オール2連対。予選5走なので3日目にはもう当確ラインに達する勢いだ。「大幅に整備して、なかった行き足が良くなっている」。師匠との同時参戦について「調整面で大失敗することがないし、精神的にもプラス」と頼れる存在がいることで大きな気持ちで戦えている。

 末永は3月のクラシックでSG初の予選突破。次は初優出へ。そのためには上位での予選通過が近道なだけに、3日目は当確ライン突破が大事な任務だ。

師匠・上野真之介が勝った次のレースで1着の末永和也
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