ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】藤井公人 現在急成長中

前期は勝率を2点近く引き上げた藤井公人

 インパクト大のレースを披露した。藤井公人(25)=福岡=は初日2Rで6コースから2着を奪取。「いいレースができました」。先頭までは届かなかったが、猛スピードの全速まくり差しは迫力満点で実力アップを満天下にアピールしてみせた。

 機力も前検よりは確実に上向いている。「強調できる部分はないけど、足はそんなに悪くない。ターンはしやすい」。まだ二重丸が付く部分はないとはいえ、低調機シリーズの今節でなら中堅は十分。「もう少しトルク感が出れば、もっと上向くと思う」。初日にして戦闘態勢は整いつつある。

 前期(昨年11月~今年4月)に残した勝率は4.01と、前々期の2.16から2点近くも大幅にアップして急成長を遂げている。福岡支部の訓練担当を務める永田啓二からも、「よく練習するし、男子の若手で一番いいターンをするのは藤井君ですよ」とお墨付きが出ていたほど。7点レーサーが認めるほどの能力アップを果たしている。

 元バスケットマンとあって178㌢というボート界で最も高い身長を誇るが故に悩みは減量。ただ、これも不断の努力で克服しつつある。「昔は60㎏ぐらいあったけど、今は自然と55㎏ぐらいになってきました。やっとバスケット選手の体からボートレーサーの体になってきています」。現在の急成長は決してフロックではない。師匠川上剛の眼前で成長した姿を見せるためにも、「今期はA級を狙いたい」という目標に向け持ち味の豪快なターンで旋風を巻き起こす。(森 大輔)
 

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