ボートレース

【多摩川ボート・SGオールスター】佐賀支部が予選ワンツー 定松勇樹-宮地元輝/峰竜太は16位通過

 

 選出順位トップが佐賀支部の峰竜太なら、予選トップも佐賀支部。その座を射止めたのは、今節唯一の21世紀生まれの定松勇樹だ。前日2位タイで予選ラストは6枠。4枠の菅章哉がピット離れで遅れても、自らは大外と腹を決め、菅の4カドまくりに乗じて2着。「結果的にいい選択でした」。鍛えてきた勝負勘がさえた。

 快調を誇った機力はこの日に限ってはイマイチ。それでも結果を出した。「気温が上がって全然合っていなかった。重すぎて回り足が駄目。良かった行き足も消えた」。ただ5日目は、4日目ほどは気温が上がらない見込み。抜群だった機力も回復の期待度大だ。

 未経験の重圧についても「くるとは思うけど、気負わず行きたい」と既に覚悟し、ある程度の整理はついた。このまま突っ走る。

今節唯一の21世紀生まれの定松勇樹

 宮地元輝は13位タイから大躍進の2位通過。前半白星で「よしよし」とうなずき、後半の2着に「まあまあ、これなら」と自らの走りに合格点を与えた。「優勝戦は6枠でない限りは勝負になると思っているので、とにかく優出したい」。気合を再注入だ。

優出切符確保へと意気込む宮地元輝

 佐賀支部はさらに、末永和也が11位、峰が16位と4人もが準優入り。末永が「この後に出られそうなSGがないので優出したい」と意欲を見せれば、峰も「準優は厳しいかもとも思ったが乗れた」となかった流れを引き戻しつつあるだけに楽しみだ。

インタビュー取材に応じる末永和也
選出トップの峰竜太

 福岡支部も瓜生正義と西山貴浩の2人が予選突破。瓜生は前日2位タイから順位を下げて、「ペラ調整をしなさいということなのでしょう」と促されて、レース後は早速、ひと仕事。「予選では試さなかったけど、全体的に良くならないかなというペラ調整」。新たな威力が引き出されるかも。

さらなるパワーアップを図る瓜生正義

 西山は予選最後に残った1号艇できっちり6.00を超えて、「プラン通り。今年のGⅠはこのスタイルでほぼ予選を突破していますから」と胸を張った。今年のGⅠは3優出1V。その勝負強さをSGの舞台で同じように発揮する。

予選最後の1着で準優に届かせて「プラン通り」と得意顔の西山貴浩
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