ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】川上剛 ありったけの気合をぶつける

地元優出へ気合十分の川上剛

 しっかりまとめた。川上剛(43)=福岡=は予選最終走となった4日目8Rで、2コースからきっちり2着を奪取。3日目12Rは絶好枠で敗れていただけに、「3日目は本当に悔しくて…。でも、これで悪い流れを断てて準優に向かえる」と気持ちを新たにして準優に乗り込むことに成功した。

 機力は上り調子。決して出ているとは言えないが、「最初と比べたら良くなっている。今は伸びで下がることもない」と序盤に低調だった伸びは大きく改善。「出足と乗り心地はいいので握っていける」と真骨頂の旋回力を生かせる足は十分で戦える状態には持ってこられている。

 前期(昨年11月~今年4月)は勝率6.47をマークしてA1に残留。現在、福岡支部の支部長を務めるが、就任当初は多岐にわたる支部長の業務とレースを両立できずにA2降格の憂き目に遭ったことも。「やっと支部長をしながらのレースのサイクルが分かってきて、元のレースができるようになった。今はもう大丈夫です」

 機力的には苦しいが、元々〝気力〟で走るタイプ。闘志は衰えるどころか燃え上がる一方で、準優も既に策を練っている。「足的に落としてターンすると良くないで、握れる奇数コースの方がいい」。準優は4枠だが5号艇の藤山翔大が前付けなら、望み通りの奇数コースが手に入る。あとはありったけの気合をぶつけて、優出枠を勝ち取ってみせる。(森 大輔)
 

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