ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】原加央理 1.00上げるつもりで

伸びはトップ級の原加央理

 序盤を好調に乗り切った。2日目4Rで2コース戦だった原加央理(36)=埼玉=は、インの中尾彩香に対してSで先行し、的確に差し切り勝ち。教科書通りの運びで今節初勝利を挙げ、初日からは3走オール3連対。好リズムで予選を折り返した。

 機力も上々の首尾。2連対率54%の71号機は今節も軽快で、「行き足が良くて伸びにもつながっている」と明らかに上位レベル。前操者の桑原悠が仕上げた伸び型のプロペラを踏襲した上に、「回ってから押している」と実戦足にも上昇の兆し。機力に不安は一切ない。

 前期(昨年11月~今年4月)に残した勝率は5.34で、前々期(昨年5月~10月)は5.33。いずれの期も0.10足りずにA級を逃したとあって今期に懸ける思いは強い。「前期は最後に初優勝ができて一気に勝率が上がったんですよ。でも、振り返ると〝あの時もっと頑張っておけば〟とか〝もっとやれたな〟とか悔やむレースばかり。今期はそうならないように、勝率を0.10どころか1.00上げるつもりで頑張ってみます」

 ただ、悲壮感を漂わせるのではなく、あくまでもレースを楽しんでA級復帰を勝ち取るつもり。「自分が楽しいと思えるレースができれば必然的に勝率も上がると思うんで…。早いSからまくるレースをやっていきたい」。強力パワーを武器に望み通りのレースを演じ、さらなる勝率アップを目指す。(森 大輔)

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