【からつボート（モーニング）一般】石倉洋行　雪辱期して復帰後初Vだ

　危なげなく逃げ切った。石倉洋行は準優12R、握る関根彰人やまくり差してくる前田翔をがっちり受け止める横綱相撲。V最短へのポールポジションの座を明け渡さなかった。

　これで、前節の芦屋に続いて2節連続となる優勝戦1号艇。ただ、その前回は「やってしまった」と今節もともに戦う三角哲男に24場制覇を〝献上〟するかたちでの3着とあって、雪辱の気持ちも強い。自身は昨年12月に、けがから5カ月ぶりにレース復帰。「復帰してから優勝していない」と自覚するようにVへの思いは誰よりも強い。さらに「からつが終わって右腕の手術をするので2カ月くらい休みます」。けがをした箇所の最後の〝メンテナンス〟をするために、再び戦線から離れる。

　「結果が出ればいいですね」。心身ともに晴れ晴れと戦いの舞台に戻ってくるためにも、巡ってきたチャンスを逃さずVをつかみに行く。