【住之江ボート(ナイター)GⅠ周年記念】馬場貴也がイン逃げ快勝でGⅠ通算7回目のV
住之江ボートのGⅠ開設68周年記念「太閤賞」は5日、最終日の12Rで優勝戦を争い、1号艇で人気を集めた馬場貴也(40)=滋賀・93期・A1=がイン逃げで快勝。通算では63回目、GⅠは昨年12月のまるがめ周年以来、7回目の優勝を勝ち取った。2着は菊地孝平、3着には深谷知博が続き、順当な決着で落ち着いた。
馬場が乱戦の太閤賞を制し、高らかに勝ち名乗りを上げた。4日目12Rで転覆のアクシデントもあり、優勝戦前に大整備を敢行。「ストレートや1周1M、道中の足が良くなってました」と、土壇場での勝負は吉と出た。インからコンマ07の鋭発を決め、鮮やかな先マイで勝負あり。不屈の闘争心で逆境を乗り越え、堂々の逃げで勝利を勝ち取った。
前走のSGオールスター(多摩川)で優出2着。「流れが変わったと思って乗り込んで来ましたが、今節はツキ一本でした」。昨年月のまるがめ周年以来となる通算7回目のGⅠ制覇に笑顔がはじけた。
太閤賞で天下統一を果たし、優勝賞金1200万円を上積み。次なる獲物は次走のGⅠ宮島チャンピオンカップ(9~14日)だ。瀬戸内海を背に、勇猛果敢な馬場水軍が進撃を繰り広げるだろう。