【宮島・G1周年記念】宮之原輝紀がSG駆け込み出場を目指す
実績に乏しい相棒でも心配なしだ。宮之原輝紀(25)=東京=(初日は1、8Rに出走)が引いたエンジンは2連対率がぎりぎり30%の平凡機。それでも「前検としてはまずまずの感じ。周りと遜色ない動きでした」と及第点。バタバタと慌てるようなことは一切なく、落ち着いて前検作業を終えた。
前節の大村周年も、相棒はごく平凡な実績だったが、準優1号艇を獲得するほどの活躍を見せた。それだけに、13節使用で優出ゼロの今回の相棒にも悲観の色はない。むしろ、機歴を確認しながら「あ、上り調子のエンジンみたいですね」。見どころがありそうな点に着目し、開幕への期待を膨らませた。
オーシャンカップの出場権争いの締切が今月末に迫る。その前節の大村周年の優出(4着)で、下位ながらランキングに顔を出すことができた。ただ、順位は96位とボーダーのはるか下で「駄目です。出られません」。それでも「今節次第ですけど」とまだチャンスが残ることは重々承知で、実際、今節で準V以上ならボーダーを超える計算。今節も予選上位通過がかなえば、その確率も拡大。初日の2走でリズムをつかむ。