【宮島・G1周年記念】島村隆幸が大外2走で大激走

コースの不利も何のその。島村隆幸(32)=徳島=(2日目は11Rに出走)が好発進を決めた。4、6枠で進入はいずれも大外だったが、成績は3、1着と枠番を大きく上回る好成績。前後半ともまくり差しを決めての浮上で「差し場が開いてくれて良かった」と展開の助けに感謝したが、「スリット近辺の足がいいので、それで内にプレッシャーを与えられているかも」。エンジンの仕上げの良さが、好展開を呼び込んでいるとも言える。
その仕上がりは「全体的にいい」と、ほぼもうOKのレベルまで早々と到達。「行けるところまで微調整だけで行きたい」。その良さは支部の先輩の菅章哉が「その足なら全部6コースでも優勝できる」と太鼓判。島村本人は「枠主張で行きたいと思います」とオール6コースはやんわり拒否したが、それほどの快パワーだ。
昨年末のグランプリシリーズでSGに初出場すると、いきなり優出(4着)。これで6月の徳山グラチャンの出場権も獲得し、今節優出なら7月の児島オーシャンC出場も見えてくる。かつてはギリギリでダービー出場を逃すなど、近そうで遠かったSG戦線だが、今やSGレギュラーへと名乗りを上げる勢い。2日目も自慢のパワーでポイントを積み上げ、優出の確率を高める。