ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】武田正紀 22年ぶりのVへ歩みを止めない

伸びは超抜レベルの武田正紀

 ツキも味方した。武田正紀(56)=埼玉=は4日目前半2Rを4カドからまくり切ると、後半11Rも4コースからまくって攻めて3着。後半は不利枠の6号艇だったが、帰郷者が2人も出て4艇立てというレアなレースになり、同じ大外でも6コースを避けられたというは流れが向いている勝機だ。

 機力は自他共に認める超抜パワー。前検から伸びには好感触を得ていたが、4日目のチルト0でさらなるパワーアップを果たした。「元から伸びは節一だったけど、さらに出ていく感じになった。エンジンは超抜です」。相棒の43号機は中間整備でギアケース交換が施されているが、「ギアケースでここまで変わるんですね。整備士さんに感謝です」と最敬礼。エース級と化した相棒に全幅の信頼を置いている。

 自身にとって近年まれに見るパワーとあって、当然色気も出てきている。「どこまで行けるかは分からないけど、優勝を狙ってやれるだけやってみます」。実際にこの足なら22年ぶりのVも決して夢物語ではない。この足を生かす戦術はただ一つ。「Sをもう少し踏み込みます」。目の覚めるような豪快なまくりで、夢の続きを見続ける。(森 大輔)
 

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