【びわこボート・イースタンヤング】畑田汰一　気力では負けない

　畑田汰一は予選ラストの1走を3着。初日は5、4着と低空飛行で始まった今節だが、2日目以降は2、1、2、3着。予選も11位で通過するなどきっちりと巻き返した。

　一方、上昇カーブを描く成績とは裏腹に機力は下降線のまま。「足はイマイチですね」とトーンも上がらない。「伸びを付けようとしても付かないし、回った後の行き足もイマイチ」と課題も山積み。それでも「ペラ調整もやるけど、本体を割ってみます。リングも換えると思う」と機力アップへ、ただ手をこまねいているわけではない。

　2021年には最優秀新人のタイトルも受賞した逸材は、昨年2月にはフル世代GⅠで初の優出も果たした。「準優なので強気で行きます」。足りない機力は気持ちでカバー。思い切った走りでベスト6入りを決めてみせる。