【からつボート（モーニング）ウエスタンヤング】新開航　緑色のカポックを着て大会連覇へ挑む

　前回覇者の新開航が準優で2着に入り、大会連覇へ望みをつなげた。

　5号艇で挑んだ準優10R、1周1Mで最内を突いて浮上し、さらに内から伸び返してきた6号艇の實森美祐とBS並走に。1周2Mで實森に先手を打たれたが、冷静な差しハンドルで2番手に躍り出た。そのままきっちり2番手を守り、優出の切符をつかみ取った。

　「自分の引き出しにないペラの形。調整で正解を出したい」と今節は手探りで始まった。コンディションも「自分の流れに持ってこられていなかった」と万全な状態とは言えず、予選も15位通過。決して順調とは言えない5日間だったが、最終的には「昨年大会より足はいい」と調整力を発揮して、戦える状態まで仕上げてみせた。

　優勝戦はこれまで数々の波乱を起こしてきた緑色のカポックを着用。大会連覇へ集中力を研ぎ澄ます。