ボートレース

【尼崎ボート・SGグラチャン】宮地元輝の疑問にここで答えます

<記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々>
 ドリーム戦は昨年度のSG予選ポイント合計の上位6人で争われる。そのドリーム組の共同会見で宮地元輝がぽつり。「自分よりドリームに乗っていてもおかしくない人がいるのに、ポイントの数え方はどうなっているんでしょう。石野貴之さんや馬場貴也さんが届いていないとは…」

 確かにもっともな疑問だが、合計点に誤りはない。宮地が248点で、石野は243点、馬場は233点。石野はチャレンジカップに出場していれば、馬場はグランプリの妨害失格(減点15)がなければドリーム圏内にいたはずだが、そんな状況も含めてのこの集計結果。

 ただ、グランプリ2nd組が、グラチャンポイントを稼ぐ点で不利なのは事実。選出基準は「SG予選」の得点(グラチャンポイント)で、予選の1~6着が10~1点、ドリームやトライアルが10~5点。2nd組はグランプリでは最高でも30点しか稼げないのだ。

 グラチャンの選出基準は大会制定以来そのままだと思われ、予選の得点率争いではドリームの1~3着が12、10、9点に増量されて以降も、グラチャンの選出ポイントのドリーム1~3着は10、9、8点のまま。グランプリシリーズがSGに格上げされて以降も、そこに差別化は図られていない。以前はシリーズ戦がGⅠだったから、グラチャンポイントは無関係だっただけなのだ。

 そんなわけで改訂した方がいいと思うのだが、地方の一メディアの私が何と申し入れたところで発言権は弱い。ここは選手会が「これは公平性を欠く」と動く場面か。いつか改訂されて、あの記者が言っていたことはまっとうな主張だったな、と誰かに認めてもらえる日が来ることを待つ。

 ▼5R ドリームは逃した石野貴之だが、予選で荒稼ぎも十分な前検気配。4-16-126。

 ▼7R 馬場貴也が絶妙の差しを繰り出して白星を奪取。2-1-35。

ドリーム6号艇の宮地元輝
  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena