ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】仲口博崇 まだまだやれる

A1復帰へ闘志を燃やす仲口博崇

 自己評価は辛めだった。仲口博崇(51)=愛知=は予選最終走となった4日目8Rで5コースから2着。1周1Mはほんの少ししかない隙間を猛スピードでまくり差す最高のターンを見せたが、「1周1Mは80点だけど、2Mがマイナス50点の減点で30点のレース」と1周2Mで白水勝也に逆転を許したことが気に食わなかった。

 逆転を許す要素となったのが上位との機力の差。「白水君には伸びで分が悪くて、レースで余裕がなかった。その分、無理なターンになってしまった」。出足や回り足は戦えるレベルに持ってこられているだけに、上位との伸びの差を少しでも埋められるかが勝負どころでのカギになる。

 長年エース格として活躍していたが、近況は2期連続でA2暮らし。指定席だったA1から陥落しているが理由は分かっている。「元々ピンロクタイプのレーススタイルだけど、最近はその6着の頻度が多くなっている。1周1Mのターンは自分でもまだまだやれるとは思っているので、大敗を減らさないとね」

 実際にA2級の直近2期も1着数は38回、32回とA1バリバリの実績。実力に衰えはない。ならば好相性の当地で完全復活をアピールしたいところ。「同じ難水面でも江戸川は全くダメだけど、福岡は昔から大好き。うねりも全く気にならない。今節もいい感覚で走れているよ」。旋回力は51歳という年齢を一切感じさせない。トップ戦線で培ったテクニックを武器に、〝仲口博崇ここにあり〟をアピールする。(森 大輔)
 

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