ボートレース

【尼崎ボート・SGグラチャン】宮地元輝が大声援に応える準優完勝劇/オールスターの雪辱誓う

 佐賀の宮地元輝と長崎の桑原悠の2人だけが予選を突破した九州・山口勢は、ともに準優10Rに出走。6枠で大外戦だった桑原は優出争いに加わることはできず6着に終わったが、1枠の宮地は1着通過。最終決戦に生き残ってみせた。

準優10Rの1周2Mを先頭で回る宮地元輝

 「みやち~」。スタンドのあちこちから飛んだ声援に応えた宮地の圧勝劇だった。インから11という的確なタイミングで踏み込むと、1Mは誰も寄せ付けない完璧なターン。一瞬で決着をつけた。

 「声援が体に染みますね」。レース後の会見ではファンの応援の大きさをしみじみと語った。「自分のファンは声に出すタイプが多いですね」。そんな熱血漢ばかりで「宮地マニア」の言葉がぴったりとくる。

レース後、ピットまで聞こえた「みやち~」の声援に笑顔を見せる宮地元輝

 これで5月の多摩川オールスター(6着。優勝は定松勇樹)に続くSG連続優出。くしくも同じ2枠と決まった。「オールスターは、サダ(定松)をやっつけられるぐらいに出ていたんですよ。でも『何がしたかったの?』と言われても仕方ないぐらいにレース内容が駄目で申し訳なくて…。今度はしっかり、いいレースをしたい」

 すぐにやってきた雪辱の機会に、常に一戦必勝を期す好漢のボルテージは上がる一方。優出2枠といえば、22年9月の福岡周年でのGⅠ初Vに、23年4月の大村誕生祭でのGⅡ初Vもそうだった。SGVの実績をここで付け加える。

声援に感激の言葉を述べる宮地元輝
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