【からつボート(モーニング)一般】大峯豊 からつ初Vへ闘志
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余裕の立ち回りだった。準優11Rで1号艇の大峯豊(40)=山口=は、インからまくらせず差させずの完勝劇。6枠の堤昇が前付けに出たが、「(前付けを)入れてまくってもいいぐらいのつもりでした」と慌てず騒がず対処する時点で勝負は決していた。
機力も完調ムード。序盤から選手間で評判の足だったが、「日増しに良くなって今は何一つ不満はない。レースをした中で、足で負ける人はいない」と自らが節一パワーであることを確認。Vへ準備を完璧に整えた。
現在、7月末が選考締め切りのダービー出場を懸けた勝負駆けの真っただ中。「今はそれしか頭にない」とSG復帰へ燃えに燃えているとあって、優勝戦も地元のレジェンド深川真二が相手とはいえ一歩も引くつもりはない。「深川さんより確実に自分の方が出ている。勝てるチャンスはあると思います」
40歳という若さで通算55Vという実績は立派。当然ながら残り五つに迫っている全場Vも視野に捉えている。「からつはまだ優勝したことがないので、優勝したい。こんなチャンスはなかなかないですからね」。自らをさらにステップアップさせるべく結果を積み重ねる。(森 大輔)