ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】安河内鈴之介 福岡の一番星へ

デビュー期でB1昇格を果たした安河内鈴之介

 今度こそいいところを見せる。安河内鈴之介(20)=福岡=は昨年11月のデビュー戦、今年4月の西スポ杯以来、当地は3回目の参戦。前2節は見せ場がなく終わっただけに、今回に懸ける思いは強い。

 師匠は佐賀支部の末永和也。今では珍しくなくなったが、越境で末永に師事して峰竜太のグループの指導を受けている。ただ、それでも出身は福岡県のベッドタウンでもある大野城市。当地に対する思い入れは強い。「福岡はやっぱり地元中の地元なんで、ここで活躍したいです。正直言って支部訓練の時からうねりに苦手意識があるけど、何としても克服したい」

 5月の多摩川オールスターで同門の定松勇樹が5000番台初のSG制覇を成し遂げたが、これにも大きな刺激を受けている。「定松さんも福岡出身で同じグループ。自分と似た環境の先輩がSGを勝って、いつかは自分もという気持ちになっています」

 その資格は十分。デビュー期だった前期(昨年11月~今年4月)は勝率3点台をマークして、いきなりB1級に昇格。養成所を6点台の高勝率で卒業した逸材が、同期でもトップの成績を残して出世争いの先頭に立とうとしている。「今期は当然ですけど、前期以上の成績を残したい。今期から4、5コースには入っているので、5点台の勝率を狙うつもりで行きたい」。前検気配も悪くなく戦える足は十分。福岡の一番星になるべく、地元の強豪が集う今節で存在感をアピールする。(森 大輔)
 

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