ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】永松良教 全速戦が私の生きる道

全速戦を連発して舟券に絡んだ永松良教

 ファイトあふれるレース内容だった。永松良教(24)=福岡=は初日の2走をいずれも道中で、全速戦を連発して3着を奪取。特に後半の9Rは稗田聖也や下河雅史といったA級経験者をスピードでねじ伏せる中身のある走りで、存在感をアピールした。

 近況は急成長している。前期(昨年11月~今年4月)に2点台をマークしてB1級に昇格すると、今期(5月~)の現在勝率は一気に4点台に突入。デビュー3期目までは、勝率1点台で苦しんでいたとは思えない走りを見せている。「まだ自信は持てないけど、今は自分のやりたいレースが分かってきた感じです。だからレースをするのが楽しい」

 そのやりたいレースというのが、初日に見せた全速戦。「これが自分の生きる道だと思っています。とにかく全速全速で握って回って勝つ。やるべきことと進むべき方向が定まったので、練習の段階で何をすればいいかが見えてきてから成績も上がってきました」。まだ粗削りながらも迫力満点のターンは今後に期待を抱かせる。

 機力も決して悪くない。相棒56号機は2連対率19%ながらも、4節前のギアケース交換から大変身中で、「回ってから前に進む感じが出てきた」と戦える足は十分に備わっている。次の成長の糧を得るためにも、強い先輩ら相手に持ち味の全速攻撃で果敢に挑む。(森 大輔)
 

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