【からつボート(モーニング)西スポ杯】〝分からない〟ときこそ
〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
前検日は強いホーム向かい風が吹き付け、水面も波立つ状況とあって、スタート特訓は行われず、タイム測定のみとなった。試運転こそ可能だったが、通常、3回のスタート練習を行うのに比べれば水面を走る機会が圧倒的に少なかったのは紛れもない事実だ。ペラ調整や本体点検作業で試運転もできなかった選手は、実際に1周しか走っておらず「足の状態は分からない」という言葉が出るのは至極当然な流れ。
ただ逆に言えば、そんな中でも好感触を口にする選手は舟券予想では貴重な存在だ。「1周しか走っていないけど、回転は上がっていたね」と笑顔で取材に応えてくれたのは向所浩二。「機歴もあるし、からつは前回もいい感じだったからね」と調整も手の内に入れているのであれば、初日から積極的に狙ってみたい。
▼10R 向所は大外枠のここなら2、3着でも配当の妙味がある。1―6=全。
▼9R 機力に手応えがあった船岡洋一郎は強攻策もありそう。前節優出機の森照夫が展開を突けばアタマまであるかも。6=4―全。
