ボートレース

【福岡(サマータイム)一般】<クローズアップ>米丸 師匠直伝のターンで道を切り拓く

<クローズアップ>初日3、9Rに出走

 並々ならぬ思いでやってきた。米丸乃絵(21)=福岡=は、昨年11月以来5カ月ぶりの当地参戦。福岡はデビュー後で最も舟券に絡んでいる水面とあって、久しぶりの登場にも闘志はメラメラと燃え上がっている。
 師匠・永田啓二の下で猛練習を積み、近況の旋回力の向上はめざましい。男子相手にも舟券に絡めるようになってきており、大ブレイクは目の前に迫っている。「まだまだですけど、永田さんにつきっきりでターンを教えてもらっているので、恩に報いるためにも結果を残したい」
 師匠から受け継ごうとしているのは旋回力だけではない。福岡に対する思いもしっかり受け継いでいる。「永田さんと一緒で、福岡では負けたくない」。最も練習をしている福岡だからこそ、思いもひとしお。福岡支部らしい〝魂〟も心に宿している。
 この思いを後押しするように機力も上々。前検一番時計の奥村明日香には、「分が悪かった」と言うが、「他の人相手なら足は強め」と手応えを感じている。「いつか福岡のフレッシュルーキーに選ばれたい。選んでもらえるようなレースをしたい」。永田門下でブレイクした渡辺優美と同様に、師匠直伝の全速ターンで自らの道を切り拓く。(森 大輔)

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