【からつボート(モーニング)西スポ杯】松井貫太 大けが乗り越え復活アピールへ
初日は1走の松井貫太が惜しい4着。一時、3着も狙えそうな位置につけただけに、「1周2Mは自分のターンミス」と反省しきり。ただ、今節は悔しさ以上にレースができる喜びをかみしめている。
今年4月の浜名湖の事故でプロペラが接触。右手の骨折、尺骨神経と動脈の断裂と選手生命に関わるほどの大けがを負った。「今のペラは分厚いからいいけど、昔の薄いペラだったらどうなっていたか分からないですね」と話しながら見せる手のひらには、手術の痕がはっきりと残っている。
約2カ月半のリハビリから復帰して今節が3節目。「いつもお世話になっている人もそうですけど、支部を超えた応援にも助けられました。本当に戻ってこられて良かったです」と垣根を越えた支えもカムバックを大きく後押しした。復帰後、まだ勝利はないが「今節はせっかく足もいいので笑って帰りたいですね」。好調な相棒も味方に白星を挙げて、完全復活を宣言してみせる。