ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】荒牧凪沙 今期こそは

2走13点の勝負駆けに挑む荒牧凪沙(右)

 予選突破の望みをつないだ。荒牧凪沙(25)=福岡=は序盤2日間の3走は全て4着と苦しんだが、1日早い勝負駆けとなった3日目は1、3着と激走。特に前半2Rは、4カドから「ほぼ全速」でコンマ02のSを叩き込む強心臓を見せてのまくり勝ち。勢いに乗った。

 機力にも手応えは十分。「行き足や回り足はまずまず。バランスも取れていて十分に戦える足」とレース足は上々。タッグを組む33号機は素性下位のDランクのエンジンながらも、「そういう感じはしない」と素性以上のパワーに仕上げている。低調機シリーズの今節なら不足はない。

 今期(5月~)は現在勝率5.05とここまでは自己最高ペース。近況は適用勝率も右肩上がりで、ついにA級昇格も見えてきている。「〝今期こそは〟っていう思いが強いです。せっかく期初めをいい形で乗り切れたので、ここからペースを上げて何としてもA級に上がりたい」

 この思いが強いのは過去の失敗があるから。2021年まで務めた芦屋のフレッシュルーキー時代に、ケガをしたこともあって何も結果を残せなかったことを後悔している。「何一ついいところを見せられなかったですからね。だからあの時の分も頑張りたい」。卒業してもフレッシュルーキーに抜てきしてくれた思いは忘れていない。何としても予選を突破して、県内戦での活躍を自信に変えてみせる。(森 大輔)

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