【からつボート(モーニング)西スポ杯】赤岩善生 勝負師は動じない
〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
まさかの敗北だった。赤岩善生は準優11Rで後輩の吉島祥之のまくりに屈し2着。悔しさの残る結果となったが、ピットに引き揚げるころには「しょうがないね。準優は(吉島が)見えなかったのもあって油断したのもあるけど、バックは吉島の方が良かったのかな」とレース内容を分析するほど冷静そのものだった。
今節相棒となったのは前回絶不調だった28号機。そんな低調機も持ち前の整備力を遺憾なく発揮して序盤とは見違えるほどパワーアップ。「出足はしっかりしている。Sはどこから行っても決まる行き足がある」と自身も太鼓判を押す。迎える最終決戦は5号艇だが「優勝戦はSに進入と、勝負だね」と泰然自若。今節は初戦から果敢なコース取りで白星を積み重ねてきた。勝負どころを知り尽くす闘将が、準優の借りを返すべくV奪取を狙う。
▼12R 赤岩の出足は一級品。2コースまで入り同体のSなら差し切りまで。5―124―1234。
▼6R からつ初参戦初優出まであと一歩だった宇留田翔平だが、機力は軽快そのもの。大外でも一発は狙える。6―13―1235。
