【宮島・G1周年記念】茅原悠紀が悔しさ払拭の快勝劇
前日にインで敗れた悔しさを、すかさず振り払った。茅原悠紀(35)=岡山=は5日目の予選最終走を、5コースまくりという圧巻の内容で白星締め。イン戦だった前日の4日目は、Sで先手を許して逆にまくられて3着に敗戦。「Fを切っては元も子もない。だから少しだけアジャストしたけど・・・。アジャストしなくてもそんなに伸びない水面状況だったんだと学びました」。5日目はダッシュ戦だったので、インの敗戦が役立ったとまでは言い難いが、「集中してSを行った。人が遅れた中で自分は行けたということはいいですね」。スリットに対して、人よりも鋭い神経を使うことができたことを自己評価した。
機力の良さもあっての快勝劇だった。「伸びだけなら間違いなくトップ級。その分、出足は甘い。これでターンの抜け感が良くなればいい」。この日は伸びの良さが生きて一気の攻めに成功。出足がどうかはもはや関係ない展開に持ち込めたが、準優となると話は別。機力がそろうので一気に制圧するのは難しく、2着争いも激しさを増すことから、出足系統とのバランスが重要。「安定板が外れた状態でまた乗って、しっかり調整していく」
準優は12Rの3号艇。綿密なひと調整で優出切符を目指す。