ボートレース

【住之江ボート(ナイター)GⅢ企業杯】地元の井上忠政が通算9度目のV

 住之江ボートのGⅢ「アサヒビールカップ」は15日、最終日が行われ、12R優勝戦では地元の1枠井上忠政が逃げ切って、2月の児島ルーキーシリーズ以来、今年2度目、通算9度目の優勝を飾った。2着は3枠瓜生正義、3着は4枠森高一真が入り、3連単は570円の1番人気で決着した。

通算9度目の優勝を達成した井上忠政

■ヒーロー
 「やったぜ!」。地元住之江で3度目の優勝を達成した若武者・井上の表情は実に晴れやかだった。「今節はドリーム戦にも乗れたし、取ったろか、と思っていました」。その意気込みはレース前から表れていた。

 優勝戦は12Rだが、1RのS展示終了後にはすでに試運転を開始していた。「地元のGⅢだったし、気持ちは入っていました。調整だけはしっかりしていこうと思って」と時間を目いっぱいに使った。迎えた優勝戦は2コースから差す林美憲、3コースからまくり差した瓜生正義を全く寄せ付けずにイン逃げ圧勝となった。「優勝戦の足は抜群に良かったです。どこを取っても良かった」と自画自賛する完璧な舟足に仕上げての完勝劇だ。

 「大阪支部にはすごく強い先輩がいっぱいいますし、下からも上がってくる選手がいっぱいいます。結果を残さないかんかな」。最強大阪支部で切磋琢磨(せっさたくま)し、次なるステージを目指していく。(岡部貴礼)

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